純一無雑
読み方:じゅんいつむざつ
意味
少しも他のものが混じらず、純粋で一つにまとまっていること。「純一」は純粋で混じり気がないこと、「無雑」は雑多なものが混入していないことをいう。主に思想・信仰・精神・目的などが、他の意図や要素を交えず一貫しているさまに用いる。
由来
中国仏教の語彙を背景とする仏教語とされる。「純一(純粋で一つであること)」と「無雑(雑多なものがないこと)」を重ね、混じり気のない状態を強調した表現である。特定の一書に由来する故事成語ではなく、初出や成立年代は明確に特定されていない。日本では漢文・仏教思想の受容を通じて用いられてきた。
備考
日常会話よりも、思想・宗教・学問・芸術などを論じる硬い文章で使われる。単に「単純」という意味ではなく、混じり気のない純粋さや一途さを表す。
補足
- 「純一」は「じゅんいち」ではなく、通常「じゅんいつ」と読む。
- 「無雑」は「ぶざつ」ではなく、「むざつ」と読む。
例文
- 彼は私利私欲を交えず、純一無雑の心で被災地の支援に取り組んだ。
- その研究には、真理を探究しようとする純一無雑な情熱が感じられる。
- 信仰を純一無雑に保つことは、現実の生活では必ずしも容易ではない。
分類
類義語
対義語
- 玉石混交
- 雑然混在
- 良莠混交