竹苞松茂
読み方
ちくほう しょうも意味
竹の根がよく茂り、松が青々と繁るように、家屋が堅固で立派なこと。また、その家・一族が長く栄え、子孫が繁栄することをいう。新築や家門の繁栄を祝う文脈で用いられることが多い。由来
中国最古の詩集『詩経』小雅「斯干」の句「如竹苞矣、如松茂矣」に由来する。新しく建てた家を祝う詩の中で、竹の根が密に張り、松が盛んに茂るさまにたとえ、家の堅固さと一族の繁栄を寿いだもの。『詩経』の成立・編纂は諸説あるが、おおむね西周〜春秋時代、紀元前11〜前6世紀ごろの詩を含むとされる。備考
日常会話ではほとんど使われない古典的・祝賀的表現。新築祝い、落成式、家門繁栄を寿ぐ文章などで用いると格調高いが、一般には意味が伝わりにくい。例文
- 新居の完成を祝う席で、祖父は「竹苞松茂の家となりますように」と挨拶した。
- この旧家は代々人材を輩出し、まさに竹苞松茂の趣がある。
- 社屋の落成記念式典では、会社の竹苞松茂を願う祝辞が述べられた。
- 立派な梁と柱を備えた屋敷は、竹苞松茂という言葉にふさわしい佇まいだった。
- 子どもや孫に囲まれて暮らす両親の姿を見ると、竹苞松茂の幸せを感じる。
類義語
- 家運隆盛
- 子孫繁栄
- 門戸開栄
- 繁栄昌盛
対義語
- 家運衰退
- 門衰祚薄
- 衰退零落