立志伝中
読み方:りっし でんちゅう
意味
志を立て、努力を重ねて大きな成功を収め、伝記に記されるほど際立った人物であること。また、そのような成功ぶりをいう。「立志伝中の人物」の形で用いることが多い。
由来
「立志伝」は、志を立てて成功した人物の伝記をいう語である。「立志伝中」は、そのような伝記の中に載るほどの人物、という意味から生まれた日本の表現とされる。特定の中国古典に由来する語ではない。明治4年(1871)刊行の『西国立志編』以後、「立志伝」という語が広く知られるようになったこととも関係があると考えられる。
備考
主に「立志伝中の人物」の形で、成功者をたたえる際に用いる。単に有名な人ではなく、逆境や努力を経て大成した人物という含みがある。やや硬く、賞賛の強い表現である。
別表記
- 立志傳中
補足
- 「立身伝中」と書くのは誤り。正しくは「立志伝中」。
- 「立志伝中」は、単に伝記に登場する人という意味ではなく、志を立てて大成した人物をたたえる語である。
例文
- 彼は貧しい家庭に生まれながら事業を成功させた、まさに立志伝中の人物だ。
- 失敗を何度も乗り越えた彼女の歩みは、立志伝中と呼ぶにふさわしい。
- この伝記は、科学者として世界的な業績を残した立志伝中の人物を描いている。
分類
類義語
対義語
- 無名小卒
- 志半ば
- 不遇