突兀森郁
読み方:とっこつ しんいく
意味
山や岩峰などが高く険しくそびえ立ち、そこに樹木がこんもりと茂っているさま。雄大で深々とした、山林の豊かな景観を表す。
由来
中国の漢文で用いられた「突兀(山などが高くそびえるさま)」と「森郁(樹木が密に茂るさま)」を並べた表現である。特定の作者・古典に帰せる確かな典拠や、成立した年代は未詳。日本では主に漢文調・文語調の山水描写として用いられる。
備考
日常会話ではほとんど用いず、紀行文・漢詩文風の文章・景観の鑑賞文などで使われる。人の性格や抽象的な物事には通常用いない。
例文
- 霧が晴れると、突兀森郁たる山並みが眼前に姿を現した。
- 紀行文には、谷を囲む峰々の突兀森郁とした景観が描かれている。
- 岩山と老松を配したその庭園は、突兀森郁の趣を漂わせていた。
分類
類義語
- 鬱鬱蒼蒼
- 鬱蒼