空手還郷
読み方:くうしゅ げんきょう
意味
手に何も持たないまま故郷へ帰ること。転じて、仕事・交渉・学業などで何の成果も得られず、むなしく帰ることをいう。「空手」は手ぶら、「還郷」は故郷に帰る意。
由来
「空手(手に何も持たないこと)」と「還郷(故郷へ帰ること)」を組み合わせた漢語的な表現である。特定の故事や古典中の一句を直接の典拠とすることは確認しにくく、正確な成立年代は未詳。日本では、成果なく帰る状況を表す四字熟語として定着した。
備考
現在は、文字どおり手ぶらで帰る場合だけでなく、努力したにもかかわらず成果が出なかった場合にも用いる。相手の失敗を強調する響きがあるため、他人に対しては使用場面に配慮する。
誤用・混同注意
- 「空手」を「からて」と読んで「からてげんきょう」とするのは一般的ではない。通常は「くうしゅげんきょう」と読む。
- 「還郷」を「帰郷」と書き換えると、この四字熟語としての表記ではなくなる。
例文
- 商談のために上京したものの契約は取れず、空手還郷となった。
- 海外の展示会に出展したが注文は入らず、営業担当者は空手還郷を余儀なくされた。
- 何の報告材料もないまま実家へ戻るのは、彼にとって空手還郷のように感じられた。
分類
類義語
- 無功而返
- 徒手空拳
- 一無所得