積毀銷骨
読み方:せきき しょうこつ
意味
多くの人からの悪口や中傷が積み重なると、骨まで溶かすほど人を苦しめ、ついにはその人を社会的・精神的に破滅させること。根拠の薄い非難であっても、繰り返し広まれば大きな害を及ぼすというたとえ。
由来
中国の歴史書『史記』の「張儀列伝」にある「衆口鑠金、積毀銷骨(衆人の口は金をも溶かし、積み重なったそしりは骨をも溶かす)」に基づく故事成語。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろ(おおむね紀元前91年ごろまで)に編纂したとされる。
備考
「毀」はそしること、「銷」は溶かすこと。単なる悪口ではなく、集団的・継続的な中傷が人を追い詰める危険を表す。現代では誹謗中傷や風評被害について用いられる。
誤用・混同注意
- 「積毀消骨」と書くのは一般的な表記ではない。故事の原文に基づく標準的な表記は「積毀銷骨」。
- 「銷」は「しょう」と読み、「せききしょうこつ」と読む。
例文
- 根拠のないうわさでも、SNSで拡散されれば積毀銷骨となり、本人の名誉を深く傷つけかねない。
- 一人の軽い悪口が多くの人に繰り返され、積毀銷骨のありさまで彼は職場にいられなくなった。
- 批判を述べる際には、積毀銷骨にならないよう、事実を確かめて人格攻撃を避けるべきだ。