秦晋之好
読み方:しんしん の よしみ
意味
中国の春秋時代に秦と晋が婚姻を重ねて親しい関係を結んだ故事から、両家が結婚によって結ばれること、または婚姻を通じて生まれた親しい交際・縁戚関係をいう。
由来
中国の春秋時代(紀元前8~5世紀)、秦と晋の君主の家では政略的な婚姻が繰り返され、両国が姻戚として結ばれた。『春秋左氏伝』僖公23年(紀元前637年ごろ)の、晋の公子重耳と秦の関係を伝える記事などが背景とされる。この秦・晋の婚姻関係になぞらえ、婚姻による両家の親交を「秦晋之好」というようになった。
備考
主に婚姻による両家・親族間の結び付きをいう、やや文語的で格式のある表現。単なる友人関係には通常用いない。「好」は「このみ」ではなく「よしみ」と読み、親交・親しみの意。
誤用・混同注意
- 「秦晋之好」の「好」を「このみ」と読むのは誤りで、「よしみ」と読む。
- 単なる国家間・個人間の友好関係の意味で用いるのは不適切な場合がある。基本的には婚姻を介した関係を指す。
例文
- 両家は子どもたちの結婚を機に、秦晋之好を結ぶことになった。
- 両家の縁談はまとまり、長年の知己は秦晋之好へと発展した。
- 古来、家同士が秦晋之好を結ぶことは、親族の結び付きを強める重要な機会でもあった。
分類
類義語
- 朱陳之好
- 両姓之好
- 婚姻の契り
- 姻戚関係
対義語
- 犬猿の仲
- 不倶戴天
- 反目