碧眼紅毛
読み方:へきがん こうもう
意味
青みがかった目と赤い髪をもつ人、転じて西洋人・欧米人を指した語。江戸時代以降、日本人が外国、とくにオランダ人などの西洋人の外見を特徴づけて呼んだ表現である。
由来
「碧眼」は青緑色に見える目、「紅毛」は赤みを帯びた髪の毛をいう。江戸時代、オランダ人をはじめとする西洋人との接触の中で、日本側がその外見的特徴を表す語として「紅毛人」などと呼んだことを背景に成立した和製の表現と考えられる。正確な初出年・特定の典拠は不明だが、おおむね17~19世紀の江戸時代に用いられた。
備考
歴史的な西洋人の呼称であり、外見を一括りにした表現である。現代では実際の人を指す一般的な呼称としては避け、歴史・文学上の文脈で用いるのが望ましい。
補足
- 「碧眼金髪」と混同されやすいが、「碧眼紅毛」は赤い髪を表す別の表現。
- すべての西洋人が青い目・赤い髪であるという意味ではなく、歴史的な類型化に基づく呼称である。
例文
- 江戸後期の見聞記には、碧眼紅毛の来訪者に驚く人々の様子が記されている。
- この歴史小説は、碧眼紅毛の商人との出会いを通して異文化交流を描いている。
- 博物館の展示では、「碧眼紅毛」という語から当時の日本人の西洋人観を解説している。
分類
類義語
- 西洋人
- 欧米人
- 紅毛人
- 金髪碧眼