碌碌無能
読み方:ろくろく むのう
意味
平凡で、これといって優れた能力や才能がないこと。また、そのような人をいう。自分や他人の能力を低く評価する、やや強い否定的な表現。
由来
前漢・前1世紀ごろに成立した『史記』の「平原君虞卿列伝」には、「公等碌碌、所謂因人成事者也」とあり、「碌碌」は平凡で取るに足りないさまを表す。これに「能力がない」の意の「無能」が結び付いて、「平凡で能力がない」という四字熟語として用いられるようになった。四字形として定着した正確な時期は不詳。
備考
他人を評する際には侮蔑的に響きやすい語であるため、使用には注意が必要。自己をへりくだっていう場合にも用いる。「碌碌無為」とは意味が異なる。
誤用・混同注意
- 「碌碌」を「りょくりょく」と読まない。読みは「ろくろく」。
- 「碌碌無為」と混同しない。「碌碌無為」は、何も成し遂げずにむなしく日々を過ごす意が中心。
例文
- 彼は自分を碌碌無能だと卑下していたが、地道な努力によって信頼を得た。
- 一度の失敗だけで、担当者を碌碌無能と決めつけるべきではない。
- 組織には碌碌無能な人材ばかりだという見方は、努力する人々を不当に傷つける。
分類
類義語
- 無能無才
- 凡庸無能
- 平々凡々
対義語
- 才徳兼備
- 多才多能
- 有能多才