砂上楼閣
読み方
さじょう ろうかく意味
外見は立派でも、土台や根拠がしっかりしていないため、少しのきっかけで崩れやすい物事のたとえ。計画・理論・組織・事業などが、十分な準備や実質を欠いていて長続きしないことをいう。由来
「砂上」は砂の上、「楼閣」は高く立派な建物のこと。砂の上に建てた建物は基礎が弱く崩れやすいという比喩から生まれた語。直接の出典は明確でないが、新約聖書(1世紀頃)の「砂の上に家を建てる」たとえや、西洋語の訳語の影響を受け、明治期以降の近代日本語で定着したとされる。備考
「砂上の楼閣」ともいう。日常会話より評論・ビジネス・政治・学術的な文脈で使われやすく、批判的なニュアンスが強い。例文
- 十分な資金計画がないまま進める新規事業は、まさに砂上楼閣にすぎない。
- 華やかな発表だったが、技術的な裏づけがなく、砂上楼閣だと批判された。
- 信頼関係を築かずに作った組織は、どれほど大きく見えても砂上楼閣である。
- その理論は前提が誤っているため、結論全体が砂上楼閣になってしまう。
- 短期的な人気だけに頼る政権運営は、いずれ砂上楼閣の危うさを露呈するだろう。
類義語
- 砂上の楼閣
- 空中楼閣
- 机上の空論
- 絵に描いた餅
- 基礎薄弱
対義語
- 盤石
- 確固不動
- 堅実
- 盤石之安
- 安定基盤