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知遇之恩

読み方:ちぐう の おん

意味

自分の能力や人物を理解・評価され、特別に目をかけて厚く待遇してもらった恩。単なる親切への感謝ではなく、才能を見いだして登用・支援してくれた相手に対する、深い感謝をいう。

由来

「知遇」は中国由来の漢語で、「知」は才能・人物を認めること、「遇」は手厚く待遇することを表す。「之」は古典中国語の連体を示す語で、日本語では「の」と読む。したがって「知遇之恩」は「知遇の恩」という意味の漢文調表現である。四字の定型としていつ、どの一文献で成立したかは明確でなく、成立年代は不詳。日本では漢文訓読を通じて文語的な表現として用いられてきた。

備考

主に、才能を認めて登用・支援してくれた目上の人への感謝を、改まった文脈で表す。「知遇」は単に知り合うことではなく、能力を認めて厚く遇することをいう。

別表記

  • 知遇の恩

補足

  • 「知遇」を単なる『知り合いになる機会』の意味に解するのは誤り。才能を認められ、厚く待遇されることを指す。

例文

  • 若いころに才能を見いだしてくれた恩師の知遇之恩を、彼は生涯忘れなかった。
  • 彼女は社長から受けた知遇之恩に報いるため、新規事業の成功に全力を注いだ。
  • その武将は主君の知遇之恩を重く受け止め、危機に際しても忠誠を貫いた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字