知行合一
読み方:ちこう ごういつ
意味
知識として「知る」ことと、実際に「行う」ことは本来一つであり、真に知っているなら必ず行動に表れるという考え方。知識だけを持って実践しないことを戒め、理解と行動の一致を重視する語。
由来
中国・明代(16世紀前半)の儒学者、王陽明(おうようめい)が唱えた陽明学の中心思想に由来する。王陽明の語録を弟子らがまとめた『伝習録』に、知と行は切り離せないという「知行合一」の思想が示されている。日本にも江戸時代以降、陽明学とともに伝わった。
備考
主に陽明学の思想を表す語。現代では、知識・信念を実践に移すこと、または発言と行動を一致させることの意味で用いる。「ちぎょうごういつ」とは読まない。
補足
- 読みを「ちぎょうごういつ」とするのは誤り。正しくは「ちこうごういつ」。
- 「知行一致」と混同されることがあるが、「知行合一」は王陽明の思想を表す定着した語である。
例文
- 研修で学んだ内容を現場で試してこそ、知行合一といえる。
- 彼は環境問題について語るだけでなく、日々の生活でごみを減らしており、知行合一を実践している。
- 理念を掲げるだけでは足りない。組織には知行合一の姿勢が求められる。
分類
類義語
対義語
- 知行不一致
- 言行不一致
- 知而不行