眼高手低
読み方:がんこう しゅてい
意味
鑑識眼や理想、他人への要求などは高いのに、自分で実際に行う技術・能力がそれに伴わないこと。「目は肥えているが手腕がない」という意味で、批判的・否定的なニュアンスをもつ。
由来
中国・清代前期、17世紀の儒学者である陳確(ちんかく)の書簡「与呉仲木書」に見える。書道の学習について、見る目だけが高く手の技量が低ければ、毎日手本を臨書しても効果がない、という趣旨から生まれた語である。
備考
主に芸術・技術・仕事などで、評価する目や理想に実行力が追いつかない場合に用いる。相手を非難する響きがあるため、他人に直接使う際は注意が必要。
例文
- 彼は映画の批評には詳しいが、自分で脚本を書くとまとまらないので、少し眼高手低なところがある。
- 理想を語るだけでなく、眼高手低にならないよう、基礎的な技術も磨かなければならない。
- 新人の作品を厳しく批評する前に、自分自身が眼高手低に陥っていないか振り返った。
分類
類義語
- 志大才疎
- 理想先行
対義語
- 眼低手高
- 言行一致