真実無妄
読み方
しんじつ むもう意味
少しの偽りやごまかしもなく、まったく真実であること。また、言動や心が誠実で、虚飾・欺瞞・妄念がないさまをいう。事実の確かさや、人柄・態度の正直さを強調するときに用いられる。由来
「真実」は本当で偽りがないことを表す漢語で、仏教語としても古くから用いられた。「無妄」は「妄」、すなわちいつわり・みだりな思いが無い意で、中国古典『易経』の「無妄」卦にも見える語。これらを重ねて意味を強めた表現と考えられるが、四字熟語としての明確な初出年・成立時期は未詳。関連語は中国古典・漢訳仏典に由来し、古代中国から日本の漢文文化を通じて受容された。備考
日常会話ではやや硬く、文章語・講演・評論などで用いられやすい。仏教的・漢文的な響きがあり、人の誠実さや事実の確かさを格調高く表す語。例文
- 彼の証言は細部まで一致しており、真実無妄であると判断された。
- 研究者として大切なのは、真実無妄の態度で資料に向き合うことだ。
- 彼女は真実無妄の人柄で、周囲から厚い信頼を得ている。
- 会社は不祥事について、真実無妄の説明を社会に示す責任がある。
- その手紙には飾った言葉はないが、真実無妄の思いが込められていた。
類義語
- 正真正銘
- 誠心誠意
- 真正直
- 一点の偽りもない
- 真実一路
対義語
- 虚偽妄説
- 虚々実々
- 虚偽
- 欺瞞