相生相克
読み方:そうせい そうこく
意味
五行説において、木・火・土・金・水の五つの要素が、互いに生み育て合う関係(相生)と、互いに抑制し制約し合う関係(相克)をもつこと。転じて、物事が協力・促進し合う面と、対立・抑制し合う面の双方によって成り立つことをいう。
由来
中国古代の陰陽五行説に由来する。前漢時代(紀元前2世紀ごろ)に編まれた『淮南子』天文訓には、木・火・土・金・水が順に生じ合う「相生」と、互いに制し合う「相勝(相克)」の関係が説かれている。これが日本にも伝わり、「相生相克」として定着した。
備考
本来は五行説の専門的な概念である。「相生」は生み助ける関係、「相克」は抑え制する関係を指す。単に「激しく対立する」という意味だけで用いるのは不正確である。
別表記
- 相生相剋
補足
- 「相性相克」は誤り。四字熟語としては「相生相克(相生相剋)」が正しい。
- 「相克」だけを『対立・敵対』の意味に限定し、「相生」を含む相互の均衡という本来の意味を見落としやすい。
例文
- 自然界の生態系は、生物どうしが相生相克することで均衡を保っている。
- 企業どうしは競争する一方で市場を発展させるという、相生相克の関係にある。
- 組織では意見の対立もあるが、相生相克を通じてよりよい結論に至ることがある。
分類
類義語
- 五行思想
- 五行相生相剋
- 相生相勝