皇統連綿
読み方:こうとう れんめん
意味
天皇の血統・皇位の系統が、途切れることなく長く受け継がれていること、または受け継がれていくこと。日本の皇室について、その継続性を強調していう表現である。
由来
「皇統(天皇の系統)」と、「連綿(切れ目なく長く続くこと)」を組み合わせた日本語の四字熟語である。特定の中国古典の一句を典拠とする故事成語ではない。正確な初出や成立年は未詳だが、近代以降、皇室や国体を論じる文章などで用いられ定着した表現と考えられる。
備考
皇室・歴史・政治に関わる文脈で使われるため、価値判断や理念を伴うことがある。歴史研究では、理念としての表現と、個別の史料に基づく事実認識を区別して用いるのが望ましい。
誤用・混同注意
- 「連綿」は「れんめん」と読み、「れんべん」とは読まない。
- 「連綿」を「連面」と書くのは誤り。
- 皇統の継続性を強調する語であり、個別の皇位継承制度やその是非を直接示す語ではない。
例文
- 式典のあいさつでは、皇統連綿の歴史に触れられた。
- この展示は、皇統連綿という観念が近代日本でどのように語られたかを解説している。
- 研究者は、皇統連綿とする見方について、史料に基づく慎重な検討を行った。
分類
類義語
- 万世一系
- 一系相承
- 連綿不断
対義語
- 系統断絶
- 王朝交替