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百孔千瘡

読み方

ひゃっこう せんそう

意味

無数の穴や傷があることから、物事がひどく損なわれ、欠点・損害・矛盾などが至るところにある状態をいう。建物・制度・計画・組織・社会などが、修復しきれないほど傷んでいるさまに用いられる。

由来

中国・唐代の文人、韓愈の書簡「与孟尚書書」に見える語に由来するとされる。成立は唐の元和十四年(819年)頃と考えられる。原義は「百の穴、千の傷」で、そこから欠陥や破損が非常に多い状態を表す成語となった。

備考

「瘡」は傷・できものの意。硬い文章語で、日常会話では「ぼろぼろ」「欠陥だらけ」の方が自然。物理的損傷にも制度・論理の欠陥にも使える。

例文

  • 長年放置された校舎は、雨漏りとひび割れで百孔千瘡のありさまだった。
  • この会社の人事制度は例外規定だらけで、もはや百孔千瘡と言わざるをえない。
  • 調査報告書を読むと、当初の計画が百孔千瘡であったことが明らかになった。
  • 戦後の町は百孔千瘡だったが、住民たちは少しずつ復興を進めた。
  • 彼の弁明は一見もっともらしいが、事実と照らすと百孔千瘡で説得力に欠ける。

類義語

  • 満身創痍
  • 千瘡百孔
  • 傷痍累累
  • ぼろぼろ

対義語

  • 完全無欠
  • 十全十美
  • 無疵無欠

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