白面郎君
読み方
はくめん ろうくん
意味
顔が白く若い男性、特に美しい青年をいう。また転じて、世間の経験が乏しく、物事をよく知らない若者を、やや軽蔑やからかいの気持ちを込めていう語。単なる美男子の意味で用いる場合もあるが、現代では「未熟な若者」という含意を伴うことが多い。
由来
「白面」は顔が白く、若々しいことを表し、「郎君」は中国で若い男性や貴公子に対して用いた敬称である。これらを組み合わせた漢語的表現で、中国古典に見られる「白面書生」と同系の語として日本でも用いられてきた。ただし、「白面郎君」という四字熟語そのものの明確な初出文献・成立年代は特定されていない。
分類・構成
備考
古風で文章語的な表現であり、日常会話ではあまり用いない。相手を未熟者として見下す響きがあり、本人に直接使う際は失礼になり得る。「白面書生」と近い意味をもつ。
誤用・混同注意
- 「白面書生」と混同されやすいが、別の四字熟語である。
- 単に「色白の美男子」を褒める語と理解し、未熟な若者をあざける含意を見落としやすい。
例文
- 経験もない彼を白面郎君扱いするのは、不当な決めつけだ。
- 当時の私は白面郎君にすぎなかったが、現場で多くのことを学んだ。
- 老臣は新任の使者を白面郎君と呼び、その提案を軽く退けた。
類義語
- 白面書生
- 青二才
- 若輩者