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登高望遠

読み方

とうこう ぼうえん

意味

高い所に登って遠くを見渡すこと。転じて、目先のことだけにとらわれず、高い立場・広い視野から将来や物事の全体を見通すことをいう。長期的な展望や大局的な判断を表す語。

由来

中国の古典に由来する漢語表現。直接の典拠は一定しないが、『荀子』勧学篇(戦国時代末、紀元前3世紀ごろ)の「高みに登れば広く見える」という趣旨の句と関連づけて説明されることが多い。日本でいつ四字熟語として定着したかは不詳。

備考

日常会話より文章語・スピーチ向き。「登高望遠の視点」「登高望遠の精神」のように用い、経営・教育・政治などで大局観を強調する表現。

例文

  • 新規事業を始めるなら、短期の利益だけでなく登高望遠の姿勢が必要だ。
  • 登高望遠の観点から、十年後の市場変化を見据えて投資計画を立てた。
  • 校長は生徒たちに、登高望遠の志を持って世界に目を向けてほしいと語った。
  • 目の前のトラブルに追われているときほど、登高望遠で全体の流れを確認するべきだ。
  • この都市計画は、人口減少や環境問題まで考慮した登高望遠の政策として評価された。

類義語

  • 高瞻遠矚
  • 深謀遠慮
  • 遠謀深慮
  • 高所大所
  • 大局観

対義語

  • 近視眼的
  • 目先主義
  • 一葉障目
  • 視野狭窄

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