発政施仁
読み方
はっせい しじん意味
政治を行い、人民に仁愛・慈しみを施すこと。為政者が厳しい刑罰や重い税などで民を苦しめるのではなく、思いやりのある善い政治を実行することをいう。由来
中国の儒教書『孟子』梁恵王章句上にある「今王発政施仁(今、王が政を発し仁を施せば)」に基づく。孟子(紀元前4世紀ごろ)が、斉の宣王に対し、仁愛にもとづく政治を行えば天下の民が集まると説いた文脈で用いた表現である。備考
主に漢文・儒学・歴史に関する文章で用いられる硬い表現。「発政」は政令を発して政治を行うこと、「施仁」は仁愛を施すことを指す。日常会話では「仁政」のほうが一般的である。例文
- 新政権には、経済成長だけでなく、生活困窮者を支える発政施仁の姿勢が求められる。
- 刑罰を軽くし、民の負担を減らす政策は、発政施仁の実践といえる。
- その君主は発政施仁を政治理念に掲げ、民の声を聞くことを重んじた。
類義語
- 仁政
- 徳政
- 王道政治
- 愛民