病骨支離
読み方
びょうこつ しり意味
病気のために体がひどく衰え、骨ばって痩せ細っているさま。長い病や老衰などで、身体が支えを失ったように弱りきっている状態を表す。文学的には「病骨支離の身」のように、病身を自嘲・嘆息していうことが多い。由来
中国南宋の詩人・陸游の七言律詩「病起書懐」に見える「病骨支離紗帽寛」に由来するとされる。作詩は淳熙3年ごろ、すなわち1176年ごろ。「病骨」は病にむしばまれた体、「支離」はばらばらでまとまりを失ったさまをいう。備考
非常に文語的・漢詩調の表現で、日常会話ではまれ。人の外見や病状に直接用いると失礼・不謹慎に響きやすい。例文
- 長い入院生活の末、彼は病骨支離の身となって故郷へ戻った。
- 祖母は病骨支離でありながら、見舞いに来た孫には明るく笑ってみせた。
- 日記には、病骨支離の状態でも研究を続けようとする彼の執念が記されている。
- 戦地から帰った兵士は、かつての面影もないほど病骨支離の姿だった。
- 作家は病骨支離を自嘲しつつ、最後の作品を書き上げた。
類義語
- 形容枯槁
- 痩骨嶙峋
- 病身衰弱
- 骨と皮ばかり
- 痩せ衰える
対義語
- 無病息災
- 身体強健
- 健康壮健
- 元気溌剌