男女有別
読み方:だんじょ ゆうべつ
意味
男女の間には、性別に応じた役割・礼儀・行動などについて区別がある、または区別を設けるべきだという考え方。もとは男女がみだりに交際・同席しないという儒教的な礼法をいう。現代では、性別による不当な差別を正当化する意味で用いないよう注意が必要である。
由来
中国の儒教経典『礼記』の「郊特牲」に見える「男女有別、然後父子親」に由来する。男女の間に礼法上の区別を設けることで、その後に親子の親愛も保たれると説いた旧来の儒教的規範を表す。
備考
儒教的・歴史的な文脈で用いられることが多い語です。現代の「男女平等」とは緊張関係にあり、性別役割の固定化や差別を肯定する表現にならないよう、使用する文脈に配慮が必要です。
補足
- 「男女有別」は性別による不当な差別を当然視する語ではなく、古い礼法・社会規範を背景とする表現である。現代的な文脈で無批判に用いると誤解や反発を招くことがある。
例文
- 古い礼法では、男女有別を重んじ、男女が同席する際にも細かな作法が定められていた。
- この作品は、男女有別という伝統的な価値観が社会制度に及ぼした影響を描いている。
- 現代社会では、男女有別を理由に個人の進学や職業選択を制限してはならない。
分類
類義語
- 男女別席
- 男女別学
対義語
- 男女平等
- 男女同権