瓜熟蒂落
読み方
かじゅく ていらく
意味
瓜が十分に熟せば、へた(蒂)が自然に落ちるという意味から、必要な条件や時機が熟せば、物事は無理に急がなくても自然に成就・解決へ向かうことをいう。準備や環境が整うのを待つべき場面に用いる。
由来
北宋の張君房が天聖7年(1029年)ごろに編纂した道教文献『雲笈七籤』の「元気論」に見える「瓜熟蒂落、啐啄同時」に由来する。瓜が熟すると蒂(へた)が自然に落ちる様子を、時機の成熟と物事の自然な成就にたとえた表現である。
分類・構成
備考
「蒂」は瓜などのへたを指す。人為的な努力を否定する語ではなく、努力のうえで条件や時機が整うことをいう。日常会話では比較的硬い表現である。
誤用・混同注意
- 「うりじゅくていらく」ではなく、通常は音読みで「かじゅくていらく」と読む。
- 「瓜熟落蒂」と語順を入れ替えるのは誤り。正しくは「瓜熟蒂落」。
- 「蒂」を「帝」と書くのは誤り。
例文
- 新技術の普及には時間がかかるが、需要と制度が整えば、事業化は瓜熟蒂落のように進むだろう。
- 交渉をいたずらに急かさず信頼を積み重ねれば、合意は瓜熟蒂落の形でまとまるはずだ。
- 彼は留学の機会について、準備を続けていれば瓜熟蒂落の時が来ると語った。
類義語
- 水到渠成
- 因縁成熟
- 時機到来