瓊漿玉液
読み方:けいしょう ぎょくえき
意味
美しく澄み、玉のように尊く味わい深い酒、または不老長寿をもたらすとされる仙人の飲み物をいう。転じて、きわめて上質な酒や飲料のたとえとして用いる。
由来
中国の神仙説話を記した「漢武帝内伝」に見える語とされる。「瓊」は美しい玉、「漿」は飲み物、「玉液」は玉のように貴い液体の意で、いずれも神仙が飲む霊妙な飲料を表す。原典は漢代の故事を扱うが、現存する「漢武帝内伝」の成立は六朝時代(おおむね6世紀頃)とみられている。
備考
日常会話で用いる語ではなく、漢文調・文学的な文章で上質な酒をほめる際に使われる。実際の酒に限らず、仙薬や神秘的な飲料の比喩にもなる。
誤用・混同注意
- 「瓊」は「けい」と読み、「きょう」とは読まない。
例文
- 酒蔵が秘蔵する古酒は、まさに瓊漿玉液と呼ぶにふさわしい芳醇さだった。
- 宴席では瓊漿玉液を酌み交わし、客人を心ゆくまで歓待した。
- 仙人の物語には、瓊漿玉液を飲んで不老長寿を得るという描写がよく見られる。
分類
類義語
- 仙露瓊漿
- 玉液金波
- 金漿玉醴
- 美酒佳肴