琴棋書画
読み方
きんき しょが意味
琴を弾くこと、棋(囲碁などの盤上遊戯)を打つこと、書をよくすること、絵を描くこと。中国の文人・君子が身につけるべきとされた四つの芸能・教養を指す。転じて、風雅な文芸・芸術のたしなみ全般、また多方面にわたる高い教養をいう。由来
中国の文人文化に由来する語。正確な初出年は不詳だが、琴・棋・書・画を士大夫の教養として重んじる考えは唐代から宋代(7〜13世紀ごろ)にかけて定着したとされる。日本には漢籍や文人趣味を通じて伝わり、江戸時代以降の文人・儒者の教養観とも結びついた。備考
「棋」は日本では主に囲碁を指すことが多い。日常会話より、文学・美術史・漢詩文・文人文化の説明で用いられる硬い語。例文
- 祖父は琴棋書画に通じた人で、晩年まで書と水墨画を楽しんでいた。
- この展示では、琴棋書画を愛した江戸の文人たちの生活を紹介している。
- 彼女は現代的な感覚を持ちながら、琴棋書画のような古典的教養にも深い関心を寄せている。
- 昔の士大夫にとって、琴棋書画は単なる趣味ではなく人格を磨くための修養でもあった。
- 茶室の床の間には、琴棋書画を題材にした掛け軸が静かに掛けられていた。
類義語
- 四芸
- 文人四芸
- 君子の四芸
- 琴棋書画の四芸
対義語
- 不学無芸
- 無芸無能
- 無芸大食