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王畿千里

読み方:おうき せんり

意味

天子・王が直接支配する都の周辺地域、すなわち王都を中心とした一辺千里(王城から各方向へ五百里)の直轄領をいう。転じて、君主の支配の及ぶ中心的な地域を指す。

由来

中国古典『周礼』夏官・職方氏の「方千里曰王畿(方千里を王畿という)」に基づく。周代(前11世紀頃~前256年)の国家制度として想定された、天子の王城を中心とする直轄地を表す語である。ただし『周礼』は戦国時代から前漢期にかけて整えられた文献とみる説もある。

備考

現代の日常会話ではほとんど用いず、中国古代の政治制度・歴史・漢文の文脈で使われる。ここでの「千里」は、単なる長距離ではなく「一辺が千里」の広さをいう。

誤用・混同注意

  • 「王畿」は王都そのものではなく、王都の周辺を含む天子の直轄地を指す。
  • 「千里」を王都から千里離れた場所の意味に解するのは不正確で、原義は「方千里」の広さである。

例文

  • 古代中国では、王畿千里を天子が直接統治する地域と考えた。
  • 都城の周辺に王畿千里を置き、諸侯の領地と区別する制度が構想された。
  • その史料は、王畿千里を中心として地方へ秩序が広がるという政治観を示している。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字