玉楼赴召
読み方:ぎょくろう ふしょう
意味
才能に優れた詩人・文人が若くして死ぬこと。特に、天上へ召し出されるほどの才能を持つ人が早世するという、惜しみや哀悼の気持ちを込めていう。
由来
唐代の詩人・李賀(りが、790年頃~817年)が27歳で病没する際、「天帝が白玉で造った楼閣を完成させたので、その記文を書くために君を召す」と告げられる夢を見たという故事に由来する。北宋期(11世紀)の史書『新唐書』李賀伝などにこの逸話が記され、「玉楼」は天上の白玉の楼閣、「赴召」は召し出しに応じて赴く意である。
備考
主に、才能ある文人・芸術家などの早世を惜しむ文語的な表現。日常会話ではほとんど用いず、弔辞、追悼文、文学的な文章などに適する。
補足
- 「赴召」を「赴招」と書くのは誤り。「召」は召し出し・呼び出しを表す。
例文
- 若くして亡くなったこの詩人を評して、文壇では玉楼赴召という言葉が用いられた。
- 将来を期待された研究者の急逝は、まさに玉楼赴召の感を抱かせる出来事だった。
- 彼の訃報に接し、友人は「玉楼赴召とはこのことか」と早すぎる死を悼んだ。
分類
類義語
- 天才薄命
- 英年早逝
- 蘭摧玉折
対義語
- 長命百歳
- 延年益寿