獐頭鼠目
読み方:しょうとう そもく
意味
獐(のろ)のように小さく不格好な頭と、鼠のように小さな目という意から、容貌が貧相・醜いこと、また、その顔つきから人柄まで卑しく狡猾そうに見えることをいう。相手の外見や人格を強く侮辱する表現である。
由来
中国の歴史書『旧唐書』の「李揆伝」に見える語。「龍章鳳姿之士不見用、獐頭鼠目之子乃求官(りっぱな容姿・才能の者は用いられず、獐の頭と鼠の目をした者が官職を求める)」という文に由来する。『旧唐書』は五代十国時代の後晋、945年ごろに編纂された。
備考
今日では人の容姿を侮蔑する差別的・攻撃的な語として受け取られやすい。日常会話で人に直接用いることは避け、古典の説明や表現批評などに限るのが望ましい。
誤用・混同注意
- 「章頭鼠目」と書くのは誤り。正しくは動物の「獐」を用いる。
- 単に「目が小さい」という意味ではなく、容貌や人柄を卑しめる強い侮蔑語である。
例文
- この語は他人の容貌を獐頭鼠目などと評する、きわめて失礼な言い方だ。
- 古い小説では、悪役の風貌を獐頭鼠目と描写することがある。
- 人物を獐頭鼠目と決めつけるのは、外見による偏見につながりかねない。
分類
類義語
- 醜悪
- 容貌醜悪
- 相貌卑劣
対義語
- 龍章鳳姿
- 眉目秀麗