猛虎伏草
読み方
もうこ ふくそう意味
激しい虎が草むらに身を伏せている意から、すぐれた才能や力を持つ人物が、まだ世に出ず、人目につかない所に隠れていること。また、実力者が時機を待って身を潜めているたとえ。由来
中国古典に由来する成句とされるが、特定の出典や成立年代は未詳。「猛虎」は荒々しく強い虎、「伏草」は草むらに伏せ隠れることを表す。虎が草中に潜む姿を、英雄・豪傑が世に知られず潜在している状態にたとえた語で、日本では近世以降の漢籍受容・漢詩文の文脈で用いられるようになったと考えられる。備考
文語的・漢文調の硬い表現で、日常会話ではあまり使われない。人物の隠れた才能や潜在力を称える文脈に向く。例文
- 彼は地方の小さな研究所にいるが、業績を見ればまさに猛虎伏草の人材だ。
- 新人時代は目立たなかった彼女も、企画が採用されてから猛虎伏草だったことが分かった。
- この部署には、表舞台に出ていないだけで猛虎伏草の技術者が何人もいる。
- 若い作家を軽く見ていた評論家たちは、受賞後に彼が猛虎伏草であったと認めた。
- 乱世には、猛虎伏草の英雄が時機をうかがって各地に潜んでいるものだ。
類義語
- 伏竜鳳雛
- 韜光晦迹
- 隠忍自重
- 潜竜伏虎
- 大器晩成
対義語
- 出処進退
- 立身出世
- 出藍之誉