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牙城孤塁

読み方:がじょう こるい

意味

主将の本陣・勢力の中心である「牙城」と、援軍から離れて孤立した砦である「孤塁」を並べた語。転じて、ある勢力が堅く守る重要な拠点・根拠地、または最後まで抵抗するよりどころをいう。敵対する勢力の容易には崩せない地盤を表す場合にも用いる。

由来

「牙城」は中国の古い軍事語で、主将の牙旗を立てた本陣や城を指した。「孤塁」は孤立している砦の意である。「牙城」と「孤塁」という軍事上の語を並べた表現だが、「牙城孤塁」全体について、成立年・成立時代を特定できる典拠は明らかでない。

備考

現代では実際の軍事施設よりも、政党・企業・学界などにおける強固な勢力圏や拠点を指す比喩として理解されやすい。日常会話ではまれで、文章語的で硬い表現である。

別表記

  • 牙城孤壘

補足

  • 「孤塁」を「孤累」と書くのは誤り。
  • 単に「孤立した城」だけを指す語と誤解しないよう注意し、「牙城」は勢力の中心地・本拠地の意を含む。

例文

  • 反乱軍にとってその山城は牙城孤塁であり、陥落すれば抵抗の拠点を失うことになる。
  • 改革派は、旧来の慣行の牙城孤塁ともいえる部署に切り込んだ。
  • 新規参入企業が業界大手の牙城孤塁を崩すには、独自の技術と長期的な戦略が必要だ。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字