片言隻語
読み方
へんげん せきご意味
ほんの少しの言葉、断片的な短い発言のこと。手紙・会話・証言などに含まれるわずかな一言や、言葉の端々を指して用いられる。多くは「片言隻語も聞き漏らさない」「片言隻語から真意を探る」のように、少ない情報としての言葉を強調する表現。由来
中国語由来の漢語成語。「片」は一片・わずか、「隻」は一つだけ・わずか、「言」「語」は言葉を表し、同じ意味の要素を重ねて「ごくわずかな言葉」を強めたもの。特定の古典出典や成立年は未詳で、少なくとも近代以降の日本語の漢語表現として辞書・文章で用いられている。備考
硬い文章語・改まった表現で、日常会話ではやや大げさに響く。単に「一言」と言うより、断片的な言葉を丁寧に拾う文脈で使われやすい。例文
- 記者は大臣の片言隻語から、政策変更の兆しを読み取ろうとした。
- 祖父の日記には、戦時中の暮らしを伝える片言隻語が残されている。
- 名探偵は容疑者の片言隻語も聞き逃さず、矛盾を見つけた。
- 会議では社長の片言隻語にまで社員の注目が集まった。
- 彼女の片言隻語から、本当は助けを求めているのだと気づいた。
類義語
- 片言隻句
- 片言半句
- 一言半句
- 一言一句
- 寸言
- わずかな言葉
対義語
- 千言万語
- 長篇大論
- 滔滔不絶
- 多弁