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父母恩重

読み方:ふぼ おんじゅう

意味

父母、すなわち父と母から受ける恩恵は非常に重く深い、という意味。子を産み育て、守り、教育する親の慈愛や苦労に感謝し、その恩を忘れてはならないという教えを表す。

由来

仏教語。中国で成立したとされる仏典『仏説父母恩重経(ぶっせつぶもおんじゅうきょう)』に基づく語で、成立時期は中国・唐代以前とみられるが、正確な年代は不明である。同経は、子が父母から受ける十種の深い恩を説き、孝養と報恩を勧める内容で、日本にも伝来して孝行を説く語として広まった。

備考

主に仏教・道徳・孝行の文脈で用いられるやや硬い語。「親への恩が重い」、すなわち親の慈愛や養育の恩が深いことをいう。親に負担をかけるという意味ではない。

誤用・混同注意

  • 「恩重」は「おんじゅう」と読み、「おんしげ」「おんちょう」などとは読まない。
  • 「親に対する恩」ではなく、「親から受ける恩が重く深い」という意味である。

例文

  • 父母恩重の教えを胸に、両親への感謝を日々の行動で示したい。
  • 祖父は、父母恩重を忘れず、親を大切にするよう子どもたちに語り聞かせた。
  • 忙しさを理由に連絡を怠っていたが、父母恩重という言葉を思い出し、実家へ電話をかけた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字