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熊経鳥伸

読み方:ゆうけい ちょうしん

意味

熊が木などにぶら下がって体を伸ばすような動きと、鳥が足や羽を伸ばすような動きをまねること。古代中国で、呼吸や身体の運動によって健康・長寿を求める「導引」と呼ばれる養生法をいう。転じて、ゆったりと体を動かして健康を保つことにもいう。

由来

中国の道家思想を伝える書物『荘子』の「刻意」篇にある「吹呴呼吸、吐故納新、熊経鳥申、為寿而已矣」に基づく。『荘子』は戦国時代(おおむね紀元前4〜3世紀)に成立したとされる。熊が体を引き伸ばす姿と、鳥が手足・翼を伸ばす姿になぞらえた導引術を指す。原文では「熊経鳥申」と表記され、「申」を「伸」の意で用いる。

備考

日常会話で使われることは少ない、漢籍由来の専門的な四字熟語である。主に中国古代の養生術・導引術を説明する文脈で用いる。「熊経鳥申」とも書く。

別表記

  • 熊経鳥申

補足

  • 「熊経鳥伸」は単に動物の動作を描写する語ではなく、古代中国の導引・養生術を表す語である。
  • 原典の表記は「熊経鳥申」であり、「申」はこの場合「伸」の意を表す。

例文

  • 祖父は健康維持のため、朝の散歩の前に熊経鳥伸のようなゆるやかな体操をしている。
  • 古代中国では、熊経鳥伸をはじめとする導引の術が、長寿のための養生法と考えられた。
  • 激しい運動が苦手な人にも、深い呼吸を伴う熊経鳥伸の発想は参考になるだろう。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字