無財七施
読み方:むざい しちせ
意味
財産や金品を持たない人でも行える、七種類の布施(人への思いやりや親切)のこと。優しいまなざし、笑顔、親切な言葉、身体を使った奉仕、思いやる心、座席を譲ること、宿を提供することなどをいう。金銭がなくても、心や行動によって人に施しを行えるという教え。
由来
仏典「雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)」に説かれる「無財の七施」に由来する。財物のない者にもできる七つの布施として、眼施・和顔悦色施・言辞施・身施・心施・床座施・房舎施を挙げる。同経は中国・北魏期、5世紀ごろに漢訳・編纂された仏教説話集とされる。
備考
「無財の七施」ともいう。七施は、眼施・和顔悦色施・言辞施・身施・心施・床座施・房舎施を指す。現代では、金品によらない親切やボランティア精神を説く語として用いられる。
補足
- 「むざいななせ」とは読まず、通常は「むざいしちせ」と読む。
例文
- 地域の清掃に参加することも無財七施の実践の一つだと考え、毎月手伝っている。
- 高価な贈り物はできなくても、笑顔で人に接する無財七施を大切にしたい。
- 彼女は困っている人に席を譲り、無財七施の教えを自然に実践していた。
分類
類義語
- 無財の七施
- 七施