無私無偏
読み方
むし むへん意味
私心や利己的な考えがなく、特定の人・立場・意見にかたよらないこと。判断や態度が公平で中立であり、えこひいきや偏見に左右されないさまをいう。由来
「無私」は私心がないこと、「無偏」は偏りがないことを表す漢語で、二語を重ねて公平中立の態度を強調した成語。特定の故事に基づく語ではなく、成立年は不詳。構成要素は中国古典由来の道徳・政治語彙に見られ、日本では漢文調の文章や近代以降の論説で用いられてきた。備考
日常会話ではやや硬い表現で、政治・司法・報道・学術など公正さが重視される場面に合う。「無私」は自己犠牲、「無偏」は中立性の強調。例文
- 裁判官には、何よりも無私無偏の判断が求められる。
- 彼は派閥に属さず、無私無偏の立場から改革案を評価した。
- 委員会の結論が信頼されたのは、調査が無私無偏に行われたからだ。
- 指導者が無私無偏であれば、部下も安心して意見を述べられる。
- 歴史を学ぶ際には、自国中心の見方を離れ、できるだけ無私無偏に資料を読む必要がある。
類義語
- 公平無私
- 公明正大
- 不偏不党
- 厳正中立
- 大公無私
対義語
- 私利私欲
- 依怙贔屓
- 偏私偏頗
- 不公平
- 党利党略