無理算段
読み方:むり さんだん
意味
金銭や物資などを、無理を承知で何とか都合すること。また、普通では難しい条件の中で、あれこれ手段を尽くしてやりくりすることをいう。多くは資金の調達について用いられ、苦しい事情や負担を伴う響きがある。
由来
「無理」と「算段」を組み合わせた語。「算段」は、数を計算することから転じて、方法を考えたり、金銭などを工面したりする意になった。「無理算段」は、無理をしてでも工面するという意味で日本語として定着した表現である。特定の中国古典を典拠とする故事成語ではなく、成立時期・初出の年代は明確ではない。
備考
主に金銭・資金・費用を「工面する」場面で使う。「無理な算段」ではなく、無理を承知で何とか都合をつけるという慣用的な語である。やや古風で、苦労や切迫感を伴う表現。
補足
- 「無利算段」と書くのは誤り。「無理」は利益がないという意味ではなく、無理をして工面する意。
- 単に計算が難しいことを指す語ではない。主に資金や費用などを工面する意味で用いる。
例文
- 父は子どもの進学費用を無理算段して、必要な学費を用意した。
- 資金を無理算段してまで事業を拡大するべきか、慎重に検討しよう。
- 家計を無理算段の末に維持してきたが、これ以上の出費は難しい。
分類
類義語
- 工面
- 金策
- やりくり
- 苦心惨憺