無理無体
読み方:むりむたい
意味
道理や相手の事情を考えず、乱暴に物事を行ったり、相手に強いたりすること。また、そのさま。「無理無体に」は、力ずく・強引にという意味で用いる。
由来
「無理」と、道理・作法を欠き乱暴であることを表す「無体」を重ね、意味を強めた日本語の表現である。中国古典に特定の典拠をもつ故事成語ではない。成立した正確な年代は未詳だが、近世以降の日本語で用いられてきた。
備考
現代では「無理無体に」の形で副詞的に使われることが多い。やや古風で強い非難の響きがあり、「無理矢理」とは類義語だが別の表現である。
別表記
- 無理無躰
- 無理無體
補足
- 「無理無態」と書くのは誤り(正しくは「無理無体」)。
- 「無理矢理」は類義語であり、「無理無体」の表記の一種ではない。
例文
- 取引先の事情を無視して、納期を無理無体に早めることはできない。
- 彼は相手の反対を聞かず、契約を無理無体に進めようとした。
- 子どもの腕を無理無体に引っ張るのは危険なのでやめなさい。
分類
類義語
- 無理強い
- 無理矢理
- 強引
- 横暴
- 無茶
対義語
- 合理的
- 穏当
- 任意