無可奈何
読み方:むかか
意味
どうする方法もなく、なすすべがないこと。事情や状況から避けることも解決することもできず、やむを得ない状態をいう。
由来
中国の歴史書『史記』の「周本紀」に見える語。周の幽王の失政によって国が滅びようとした際、太史伯陽が「禍成矣、無可奈何(災いはすでに成った。もはやどうしようもない)」と嘆いた言葉に基づく。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前91年ごろまでに編纂した。
備考
「むかか」と読む。日常会話ではあまり使われず、文章語・硬い表現として用いられる。「単に残念」という意味ではなく、打つ手がないという切迫した状況を表す。
誤用・混同注意
- 「むかなか」と読まない。標準的な読みは「むかか」。
- 単に「残念だ」という意味で用いるのは不適切で、解決策や回避策がない状況を表す。
例文
- 度重なる協議も決裂し、計画を中止するのは無可奈何だった。
- 記録的な豪雨で交通網が止まった以上、到着の遅れは無可奈何である。
- 修復不能な損傷と判明したため、資料を廃棄するという無可奈何の決断を下した。
分類
類義語
- 万策尽きる
- 進退窮まる
- 為す術がない
- やむを得ない