炉火純青
読み方:ろか じゅんせい
意味
学問・芸術・技術などの修練が十分に進み、技量が極めて円熟していること。もとは炉の火が不純物のない青色になるほど完全に燃えている状態をいい、転じて技や腕前が最高の域に達したことを表す。
由来
中国の道教で丹薬を練る炉の火に由来する。火がよく燃え、不純物がなくなると青く見えることから、「炉火が純青である」ことを修練の完成になぞらえた。成句としては清末の曾朴の小説『孽海花』第25回(20世紀初頭)に用例が知られ、技芸が最高度に円熟した意で定着した。
備考
人の技能・芸・表現などが長い修練を経て完璧な域に達したことをほめる語。単に「上手」というより、深い経験に裏打ちされた円熟を強調する。通常、「炉火純青の域」の形で用いる。
別表記
- 爐火純青
補足
- 読みを「ろひじゅんせい」とするのは誤り。一般に「ろかじゅんせい」と読む。
- 「純青」を「純性」などと書き誤らない。
例文
- 長年の鍛錬を重ねた彼の包丁さばきは、まさに炉火純青の域に達している。
- この演奏には、若手にはまねのできない炉火純青の表現力がある。
- 師匠の講義は炉火純青で、複雑な理論も誰にでも分かるように説明してくれた。
分類
類義語
- 円熟無碍
- 熟達自在
- 技量円熟
- 神技妙技
対義語
- 未熟稚拙
- 半熟未熟
- 生兵法