滑稽洒脱
読み方
こっけい しゃだつ意味
言動や文章などに、こっけいなおかしみやユーモアがあり、しかも俗っぽくなく、あか抜けていてさっぱりしていること。人柄・話しぶり・文体・芸風などが、機知に富み、軽やかで上品な印象を与える場合にいう。由来
「滑稽」は中国古典に由来し、『史記』滑稽列伝(前1世紀ごろ)では弁舌に巧みで機知に富む人物を指した語。「洒脱」は俗気がなく、さっぱりしてあか抜けている意の漢語。二語を重ねた「滑稽洒脱」としての成立時期・初出は不詳だが、日本では近代以降の文章語・批評語として用いられる。備考
日常会話よりも文章・批評・人物評で使われる硬めの語。「滑稽」だけだと単におかしい意にもなるが、「洒脱」が加わるため上品さ・洗練を含む。例文
- 彼のスピーチは滑稽洒脱で、堅苦しい会場の空気を一瞬で和ませた。
- その随筆は滑稽洒脱な文体で、日常の失敗さえ味わい深く描いている。
- 祖父は毒舌になりすぎず、いつも滑稽洒脱な冗談で周囲を笑わせた。
- この落語家の魅力は、滑稽洒脱な語り口と品のある間にある。
- 彼女は自分の失敗談を滑稽洒脱に語り、聞く者に不快感を与えなかった。
類義語
- 軽妙洒脱
- 洒脱軽妙
- 諧謔自在
- ユーモアに富む
- 機知に富む
対義語
- 謹厳実直
- 無味乾燥
- 野暮
- 粗野
- 生真面目