滑稽千万
読み方
こっけい せんばん意味
非常にばかばかしく、道理に合わず、思わず笑ってしまうほどおかしいこと。相手の言動・主張・状況などを、強く否定的に評価して「ひどく間抜けだ」「まったく話にならない」と述べる表現。由来
「滑稽」は古代中国の文献に見える語で、『史記』滑稽列伝(前漢、紀元前1世紀ごろ成立)などでは、弁舌が巧みで機知に富む人物や、おどけた言動を指した。「千万」は数の多さから転じて「この上なく、はなはだ」の意を表す強調語。日本で両語が結びつき、「非常に滑稽だ」という意味の四字熟語として用いられるようになった。日本語での成立時期・初出年は未詳。備考
「千万」はここでは「せんばん」と読む。強い批判・嘲笑を含むため、日常会話で人に直接使うとかなり辛辣。文章語・評論調で用いられやすい。例文
- 証拠もないのに断定するとは、滑稽千万な主張だ。
- 自分の失敗をすべて部下のせいにする態度は、滑稽千万と言うほかない。
- 節約を説きながら豪華な宴会を開くとは、滑稽千万である。
- あれほど大口をたたいていた彼が、当日になって逃げ出したのは滑稽千万だった。
- その説明は前提から間違っており、専門家から見れば滑稽千万な内容だった。
類義語
- 笑止千万
- 荒唐無稽
- 馬鹿馬鹿しい
- 噴飯物
- 片腹痛い
対義語
- 至極当然
- 正当至極
- 理路整然
- もっとも至極