清浄無垢
読み方:せいじょう むく
意味
心身や物事にけがれ・よこしまな考え・欲望などがまったくなく、清らかで純粋なこと。もとは仏教で、煩悩や迷いから離れた清らかな境地を表す語であり、現代では主に人の心、子どもの純真さ、自然の美しさなどを形容する。
由来
「清浄」と「無垢」は、ともに仏教で煩悩・けがれのない清らかな状態を表す語である。古代インド仏教の思想が中国語に漢訳され、仏典を通じて日本へ伝来した表現とされる。「清浄無垢」という四字の定型としての最初の用例・成立年は明確ではないが、仏教語を基盤とする熟語である。
備考
宗教的には煩悩や罪・けがれのない境地をいう。日常語では、子ども・心・自然などの「純粋でけがれのない」様子を褒めて表すことが多い。世間知らずという否定的な意味は本来含まれない。
別表記
- 清淨無垢
補足
- 「無垢」を「無苦」と書かない。
- 単に衛生的にきれいという意味に限定せず、精神的・道徳的なけがれのなさも表す。
例文
- 幼い子どもの笑顔には、清浄無垢な美しさがある。
- 山奥の湖は人の手がほとんど入っておらず、清浄無垢な水をたたえていた。
- 彼女は清浄無垢な理想だけでなく、現実の複雑さにも目を向けている。
分類
類義語
- 純真無垢
- 純潔無垢
- 無垢清浄
対義語
- 汚濁不浄
- 煩悩具足