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淡粧濃抹

読み方:たんしょう のうまつ

意味

薄化粧をしても濃い化粧をしても、それぞれに趣があり美しいこと。転じて、物事は簡素な姿でも華やかに飾った姿でも、それぞれにふさわしい魅力があるというたとえ。

由来

中国・北宋(11世紀)の詩人、蘇軾(そしょく/蘇東坡)の詩「飲湖上初晴後雨(湖上に飲す、初め晴れ後に雨ふる)」にある「淡粧濃抹総相宜(淡粧濃抹、総べて相宜し)」に基づく。晴天と雨天の西湖を、薄化粧・濃い化粧のいずれも美しい絶世の美女・西施にたとえた句である。

備考

本来は西湖の美しさをたたえた語。人の化粧についてだけでなく、景色・芸術・建築などが、簡素でも華麗でもそれぞれ美しいことに用いる。一般的な日常会話より文章語的な表現。

補足

  • 「淡装濃抹」と書くのは誤り。化粧の意では「粧」を用いる。
  • 「淡粧濃末」とするのは誤り。正しくは「濃抹」。

例文

  • この庭園は、春の花盛りも冬の雪景色も淡粧濃抹の趣がある。
  • 彼女の作品は、簡素な水墨画から色彩豊かな油彩画まで、まさに淡粧濃抹、どちらにも魅力がある。
  • 古都は晴れた日のにぎわいも雨にぬれた静けさも美しく、淡粧濃抹という言葉がよく似合う。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字