海屋添籌
読み方:かいおく てんちゅう
意味
長寿を祝福し、これからもいっそう長生きすることを願う語。きわめて長い年月を表す数え札がさらに加わる、というイメージから、特に高齢者の長寿をたたえる祝賀の言葉として用いる。
由来
北宋の蘇軾(1037~1101)による随筆『東坡志林』の「三老人語」に由来する。三人の老人が年齢を語り合い、その一人が「海が桑畑に変わるたびに数え札(籌)を一本置いたところ、今では十間の部屋を満たした」と語る故事がある。この長大な年月を示す話から、籌をさらに加える意で長寿を祝う語となった。
備考
寿賀の挨拶、祝辞、贈答品の題字などで用いる雅語である。日常会話ではあまり使わず、相手の長寿を敬って祝う改まった場面に適する。
誤用・混同注意
- 「籌」を「寿」と書くのは誤り。籌は数を記す竹札を意味する。
- 海辺の家を建て増す意味ではなく、長寿を祝う語である。
例文
- 祖父の米寿の祝宴で、家族一同は海屋添籌の佳祥をお祈りした。
- この祝いの掛け軸には、海屋添籌の願いを込めて松や亀が描かれている。
- 百歳を迎えられた先生に、海屋添籌を願う祝辞を贈った。
分類
類義語
対義語
- 短命
- 早世
- 夭折