流風遺俗
読み方
りゅうふう いぞく意味
昔から流れ伝わって、後世に残っている風俗・習慣・気風のこと。単に古い習慣というだけでなく、先人の生活様式、土地柄、教化や精神的影響などが名残として現在まで受け継がれているさまをいう。由来
中国古典に由来する漢語的表現。「流風」は前代から流れ伝わる気風・教化、「遺俗」は後に残った風俗・習慣を意味し、同義に近い二語を重ねて強調した語。明確な初出年は不明だが、古典漢文の語彙として形成され、日本でも近世以降の漢文調文章・学術的文章で用いられた。備考
日常会話ではあまり使われず、民俗学・歴史・文化財説明など硬い文脈に合う語。「流風」はよい影響・余風を含むため、単なる悪習とは限らない。例文
- この村の祭礼には、古代の流風遺俗が色濃く残っている。
- 民俗学者は、山間部に伝わる流風遺俗を丹念に記録した。
- 都市化が進むにつれて、地域固有の流風遺俗は少しずつ失われていった。
- その舞踊は単なる余興ではなく、祖先の流風遺俗を今に伝える貴重な文化財である。
- 古文書を読むと、当時の武家社会の流風遺俗をうかがうことができる。
類義語
- 遺風余俗
- 遺風
- 余風
- 旧風旧俗
- 伝統風俗
- 古風遺俗
対義語
- 新風新俗
- 移風易俗
- 革故鼎新
- 旧習一新