洛陽紙価
読み方:らくよう しが
意味
書物や文章が非常に評判となって多くの人に読まれ、需要が急増すること。もとは、その書物を写し取るための紙が洛陽で値上がりするほど売れた、という意味である。現在は主に「洛陽の紙価を高める」の形で、著作物が爆発的な人気を得ることをいう。
由来
中国・西晋時代(3世紀後半)の文人・左思が『三都賦』を完成させた際、張華がその才能を高く評価したことから作品が広く写されるようになった。富裕層が競って書き写したため、都の洛陽では紙の価格が上がったという故事に基づく。『晋書』左思伝に「洛陽為之紙貴」と記される。
備考
今日では「洛陽の紙価を高める」として使うのが一般的である。単に人気があることだけでなく、書籍・文章などが広く求められる場面に用いる。人や商品一般には通常用いない。
別表記
- 洛陽紙價
補足
- 「らくようしか」と読まず、一般に「らくようしが」と読む。
- 「洛陽紙価が高い」よりも、「洛陽の紙価を高める」という形で用いるのが自然である。
例文
- その歴史小説は発売直後から洛陽の紙価を高め、たちまち増刷が決まった。
- 研究者が一般向けに書いた新書が洛陽の紙価を高め、専門外の読者にも広く読まれている。
- この漫画は映像化をきっかけに原作本が洛陽の紙価を高め、書店で品薄になった。
分類
類義語
- 一世を風靡する
- 好評を博す
- 人口に膾炙する
- ベストセラー