泥車瓦狗
読み方:でいしゃ がこう
意味
泥で作った車と、瓦で作った犬の意から、実用性がなく役に立たない物事、または取るに足りない人をたとえる語。見かけだけで中身や価値がないものを、やや軽蔑的にいう場合にも用いる。
由来
中国宋代の禅書『景徳伝灯録(けいとくでんとうろく)』に見える禅語に由来するとされる。同書は1004年ごろに成立した。泥製の車は走れず、瓦製の犬も生きた犬として役に立たないことから、無用・無価値なもののたとえとなった。
備考
主に文章語として用いられる、やや古風で強い批判を含む表現。人に直接用いると侮蔑的に響きやすいため、使用場面には注意が必要。
補足
- 「瓦狗」を「瓦犬」と書かない。
- 「泥車」を「土車」と書かない。
例文
- 見栄えだけを整えたその企画書は、実行に移せなければ泥車瓦狗にすぎない。
- 古い制度を残すだけでは、現場にとって泥車瓦狗となってしまう。
- 彼は装飾だけが多く実用性のない製品を、泥車瓦狗だと厳しく批判した。
分類
類義語
- 無用の長物
- 無価値
- 無用之物
対義語
- 有用
- 有益