法輪常転
読み方:ほうりん じょうてん
意味
仏の教え(仏法)が車輪のように絶えず広まり、永く人々を救い導き続けること。「法輪」は仏法を、あらゆる障害を乗り越えて進む車輪にたとえた語である。寺院や仏教団体の願い・標語としても用いられる。
由来
仏教語。「法輪」は、仏が悟りを得て教えを説き始めたことを、車輪を回転させることにたとえた語で、サンスクリット語の「ダルマチャクラ(法の輪)」に由来する。釈迦の時代は紀元前5世紀頃とされるが、現在の「法輪常転」という四字の定着時期や特定の一典籍は明確でない。中国訳仏典が整備された2〜5世紀頃以後、漢字仏教圏で用いられてきた表現である。
備考
日常会話よりも、寺院の掲示、法要の願文、仏教団体の標語などで用いられる格式ある語である。「常転」は「じょうてん」と読む。
別表記
- 法輪常轉
補足
- 「法輪常伝」と書くのは誤り(正しくは「法輪常転」)。
- 「常転」を「じょうでん」と読むのは誤りで、「じょうてん」と読む。
例文
- 法輪常転を願い、寺では毎朝、仏前で読経が行われている。
- 新しい布教施設の落慶式では、法輪常転と世界平和が祈願された。
- この活動は、仏の教えを次世代へ伝える法輪常転の一助となるだろう。
分類
類義語
- 正法久住
- 仏法興隆
- 法輪転起
対義語
- 仏法衰退
- 法滅