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沈李浮瓜

読み方

ちんり ふか

意味

夏に、瓜を清水に浮かべ、李(すもも)を冷水に沈めて冷やし、食べて暑さをしのぐこと。また、そのようにして夏の涼を楽しむ風情をいう。

由来

三国時代の魏の曹丕(そうひ)が呉質に送った書簡「与朝歌令呉質書」にある「浮甘瓜於清泉、沈朱李於寒水(甘い瓜を清水に浮かべ、赤いすももを冷水に沈める)」に基づく。書簡は建安22年(217年)頃のものとされ、この夏の涼を楽しむ描写から生まれた。

分類・構成

備考

「李」は姓ではなく、果物のすももを指す。「瓜」は広くウリ類のことで、必ずしも現代のスイカだけを意味しない。日常会話よりも、漢文・漢詩や文章語で用いられる。

誤用・混同注意

  • 「浮瓜沈李」は原典の語順に近い異順の表現で、中国語の成語としてはこちらが一般的である。日本語の四字熟語としては「沈李浮瓜」が主に用いられる。

例文

  • 夏の客を迎えるため、井戸水で果実を冷やし、沈李浮瓜のもてなしを整えた。
  • この漢詩には、清泉に瓜とすももを冷やす沈李浮瓜の涼やかな情景が描かれている。
  • 冷房のない時代、人々は沈李浮瓜のような工夫によって、暑い夏に涼を求めた。

類義語

  • 浮瓜沈李
  • 避暑納涼

この四字熟語に使われている漢字