沈博絶麗
読み方
ちんぱく ぜつれい
意味
文章・学問などの内容が深く広く、しかも表現がこの上なく美しいこと。「沈博」は内容が深遠で広いこと、「絶麗」は比べるものがないほど美しいことを表す。主に文章や文才を高く評価する際に用いる。
由来
前漢末の文学者・揚雄(ようゆう、紀元前53年~18年)が劉歆に宛てた「答劉歆書」にある「心好沈博絶麗之文(心は沈博絶麗の文を好む)」に基づく。成立年は未詳だが、前漢末から紀元後1世紀初頭ごろの表現とされる。
分類・構成
備考
日常会話ではほとんど用いず、文芸批評や学術的な文章評価で使われる硬い語である。人の容姿や風景そのものをほめる語ではなく、主として文章・文才に用いる。
誤用・混同注意
- 「深博絶麗」と書くのは誤りで、正しくは「沈博絶麗」。
例文
- この評論は、豊富な典拠と洗練された表現を備えた沈博絶麗な文章である。
- 古典への深い理解に裏打ちされた彼の序文は、沈博絶麗と評されている。
- 資料を広く渉猟しながら美しい文体で論じるその論文は、まさに沈博絶麗の作であった。
類義語
- 深遠華麗
- 典雅優美
対義語
- 浅薄粗陋